貴金属の種類:プラチナについて

プラチナは貴金属の王様と言われ、様々な分野において重宝されています。
現在では排ガス中の有害な窒素酸化物を取り除く触媒としても利用されており、今後の環境問題においても重要な貴金属と言えます。
ここでは、プラチナとはどんなものなのか説明していきますので参考にして頂ければ幸いです。

◇プラチナとは?
プラチナの元素記号がPt。
貴金属の中では美しい白銀色の光沢を持ち、酸化がしにくく、融点が高く溶けない化学的に非常に安定した性質を持っています。
ゴールドよりも希少価値が高く、年間供給量は金の約20分の1ほどであり、これまでの総生産量は30分の1程度しかありません。
金や銀のように通貨に利用されることはありませんが、ブライダルリングといったジュエリーをはじめ、ハイテクや自動車の部品といった工業的にも利用されています。
その輝きは失われることなく、特に日本においてプラチナは多く使用されています。

◇プラチナの歴史
プラチナの歴史というのは意外に古く、現在においてプラチナが採掘できる地層は約6500年に隕石の衝突によってできたものだけです。
また誕生したのは隕石の衝突によるものですが約20億年前と言われています。
これまでに発見された出土品の中では古代エジプト時代の女性神官シュペヌペット1世の墓にあった小箱が最古のものです。
当時にはすでにたくさんのプラチナが装飾品として使われていました。
また巨大国家インカ帝国では、高度な精錬技術を用い、様々な宝飾品が作られていました。
この頃、ヨーロッパではプラチナは扱いにくい粗末な金属と考えられており、ヨーロッパでそのの価値が世に認められたのは16世紀頃です。
それ以降、全世界において希少価値の高い優れた貴金属として注目され、高貴な者だけに持つことを許された貴重な貴金属として扱われるようになりました。

◇プラチナの純度
プラチナにはPt1000(99.9%),Pt950(95%),Pt900(90%),Pt850(85%)と純度の違いがあり、括弧内はそれぞれプラチナの含有量です。
Pt1000は純プラチナであり、柔らかい性質を持つため加工には向いていませんが、縁起物として稀に加工されることがあります。
Pt950は他の貴金属(銀や銅など)が5%混ざっているため耐久性もあり。
宝飾品な時計などによく加工されています。
Pt900とPt850はその加工のしやすさから、ブライダルリング、イヤリングなど繊細なジュエリーによく使用されています。
日本ではプラチナと認められるのはPt850以上であるため、それ以下のものはプラチナ製品と呼ぶことができません。
ジュエリー等にはPt900といった刻印が刻まれているため、購入の際に確認しておきましょう。

◇プラチナの手入れ
プラチナは酸やアルカリ、汗に強い性質を持っていますが、長年の使用で汚れによって黒ずんでしまうことがあります。
その場合は、中性洗剤を利用して元の輝きを取り戻してあげましょう。
手入れの仕方はとても簡単で、中性洗剤を混ぜたお湯プラチナ製品をしばらく浸しておき、柔らかい布などで汚れた部分をふき取ってあげます。
そうすることで簡単に汚れを取り除くことができます。
注意点ですが、ジュエリー等で宝石がついている場合には上述の方法はやめておきましょう。
宝石は薬品に弱いため変色してしまいます。
宝石がついている場合には、布に中性洗剤を混ぜたお湯を染み込ませ、注意しながらプラチナの部分だけ拭いてあげるようにしましょう。
硬い性質を持つため傷がつきにくいのですが、それでも日々の使用で細かな傷がついてしまうことがあるかと思います。
その場合には市販のクロスで磨いてあげましょう。
傷が目立つ場合には専門店などで新品仕上げをお願いするのがいいでしょう。

貴金属の王様と言われてるプラチナは世界中で人気を集め、貴金属買取のお店などでの買取価格も高くなっています。
ジュエリー等では状態によって買取価格が変動するため、大切に扱っていくよう心がけましょう。