貴金属の種類:銀(シルバー)について

貴金属の中でゴールドが一番高価なものですが、安価な値段と白銀の輝きから多くの方に愛され、金に匹敵するくらい人気があるのがシルバーです。
貴金属のおいて銀はもっとも加工がしやすいとされており、そのため銀製品のほとんどがアクセサリーや雑貨、食器など様々なものに加工され、貴金属の中でも最も身近なものです。

◇シルバーとは
代表的な8種類ある貴金属の元素の中で銀はAg。
昔から銀は『白く輝く金属』を意味し、その色から『無垢』や『純粋』といった意味が込められています。
シルバーには様々な魅力がありますが、その中でも可視光線の反射率が98%と他の貴金属を圧倒するほどの反射率を持っています。
その反射率の高さが『白く輝く金属』と意味されるようになりました。
その光沢は老若男女問わず、たくさんの人に愛されています。
アクセサリーとして加工されることが多いのですが、昨今では優れた耐性により様々な工業品にも加工されています。
また、シルバーには昔から様々な力が宿っていると信じられており、その代表的なものと言えばご存じドラキュラをを退治するための十字架や、狼男を退治するために使用する弾丸です。
これからはシルバーを加工して作られています。

◇シルバーの歴史
銀製品は紀元前3000年ほど前にすでに使われていました。
古代シュメール人の埋蔵品の中に銀製品が多くあり、当時は銀だけでなく金といったあらゆる貴金属が使用されていました。
現在では貴金属の中でゴールドが最も価値のあるものとされていますが、シルバーが最も価値のあるものとして扱われていた時代もありました。
大昔の時代には装飾品として加工されることがほとんどでしたが、中世ヨーロッパの時代から製錬・加工技術の発達により、食器など様々なものに加工され始めました。
当時は意味のあるものとして、銀を女神ディアナ(アルテミス)と呼んでいたほどです。
また、昔から今に至るまでシルバーは貨幣として世界中で使用されています。
このように貴金属の中でも銀は多種多様な歴史を持っています。

◇シルバーの純度
代表的な純度としてSV1000(99.9%)、SV950(95%)、SV925(92.5%)、SV800(80%)があり、括弧内はそれぞれ純銀の含有量です。
SV1000は純銀であり、業界では『サラ』と呼ばれています。
貴金属に代表されるゴールドやプラチナよりも柔らかいため、アクセサリーとして加工されることはほとんどありません。
SV950は『五分落ち』や『ブリタニア』などと呼ばれており、胴などの他の貴金属が5%に含まれていますが、それでもまだ柔らかいため、ほとんどの場合手作り加工されています。
SV925は『スターリングシルバー』と呼ばれており、その輝きの強さや加工のしやすさからアクセサリーを主とした様々な物に加工されています。
純度において最も馴染みがあるのがSV925です。
SV800は銀の純度において貴金属として認められる最低値であり、耐久性と安価に手に入ることから、食器やタバコケースといった様々な雑貨に加工されています。
純金の含有量が多くなればなるほど、柔らかくなり加工に向きません。
貴金属の中でも銀は柔らかい性質を持っているため、純度が高くなると少し使い勝手が悪いとされていますが、加工時術の発達により、硬くすることが出来るようになりました。

◇シルバーの手入れ
多くの貴金属は『酸化』により変色しますが、シルバーが黒く変色してしまうのは『硫化』という現象から起こっているものです。
硫化水素、オゾン、二酸化硫黄といった物質に反応して化学変化が起こることによって硫化銀が作り出され、黒く変色してしまいます。
よって日頃から柔らかい布やベーキングパウダー、銀専用の磨き剤、クロスなどで磨いてあげることが大事です。
日常的に手入れをしてこなかったという人は、アルミホイルと塩を使って表面に覆い被さった硫化銀を落としてあげることができます。
まず、鍋にアルミホイルを敷き、水を入れて沸騰させます。
沸騰したら塩を食わせ黒ずんでしまった銀製品を入れ、5分ほど弱火で煮てあげると簡単に硫化銀を落とすことが出来ます。
宝石など繊細なものがついている場合はやめておきましょう。
また、アルミホイルと重曹を使うことでも元の輝きに戻すことができます。

貴金属に代表されるシルバーはもっとも身近なものなので、何かしたらの銀製品がご家庭にあると思います。
銀食器や銀製の雑貨など、ご家庭に眠ってるものがあれば貴金属買取のお店などに持ち込むのも一つの手です。
シルバーを高く買取してくれるお店がどんどん増えてきたため、使ってないのなら売るということも視野に入れてみてはいかがでしょうか。