貴金属買取で重要な「純度」と「買取価格」の関係性

金の買取価格には、純度が深く関わっています。金のネックレスやリング、投資用の金貨など…私たちにとって身近な金ですが、普段の生活の中でその純度にまで目を向ける機会は、そう多くはありません。

しかし、金の買取を検討するようになったら、まずチェックしておきたいのが「金の純度」に関する情報です。買取金額と純度はどう関わっているのか、具体的な例と共に紹介していきます。

金の純度とは?

まずは「金の純度」に関する予備知識です。金といえば「100%金で作られた純金」をイメージする方も多いことでしょう。

金(Gold)ってどんな金属?

美しい輝きを放つ純金は、非常に貴重な金属として知られています。見た目が美しいだけではなく、柔らかく加工がしやすいという特徴を持つ金は、アクセサリーや投資用アイテムだけではなく、工業製品などにも多く活用されています。

金の特長

金にとって「柔らかい」というのは、最大の特徴の一つ。しかしこの特徴を持つが故に、日常生活の中では注意するべきポイントも多々あります。

たとえば純金を使って作られたジュエリーは、ちょっとしたことですぐに傷ついてしまうでしょう。細やかな気遣いをもって、丁寧に取り扱わなくてはいけません。

いくら美しく、質の高い金属であっても、日常生活の中で身につける上で、「使い勝手が良い」とは言えないのです。ここで登場したのが、金に別の金属を混ぜて作られた合金です。

合金の種類

日本で一般的に流通している合金には、以下のようなものがあります。

・22金
・18金
・14金
・10金

それぞれ一定の割合で混ぜ物をすることで、日常生活の中でより使いやすい形に加工されています。

具体的な金の配合率について

金のアクセサリーを購入する際に、22金や18金という表示を目にした経験があるという方も多いことでしょう。これらの数字は、「その金属に、どの程度の金が含まれているのか」を示すために使われています。

22金

91.7%の金に、別の金属を8.3%加えて作られた合金であることを示しています。

18金

ジュエリーとして使われる機会が多い「18金」は、75%の金に別の金属を25%配合して作られています。

14金

含まれる金の割合は58.5%

10金

金の割合は42%

このように、最初の数字が低くなればなるほど金の含有量は下がっていきます。

業者が公開する情報は「純金」であるケースが多い

インターネットの発達と共に、ネット上でその日の貴金属の買取査定金額を公開し、顧客がいつでもチェックできる体制を整えている業者も増えてきています。

HPの相場価格で気を付けるべき点

18金や14金など、それぞれの詳しい数字が公開されていれば良いのですが、ただ単に「金の買取価格」とシンプルに記載されていることもあります。この場合の買取金額は、「純金1グラムあたりの値段」であるケースがほとんどです。

そのため、手元の18金のアクセサリーの重量を計測し、この値段を掛け合わせても、正しい売却金額を出すことはできません。

相場表を基にした買取価格の考え方

18金に含まれる金の量は、75%です。買取金額もおおむね「純金の75%」と考えれば良いでしょう。具体的な数字が公開されていない場合には、純度に合わせて「配合されている金の量」を導き出し、買取価格を計算してみてください。

具体例を紹介

金製品の買取金額と純度について、具体例を紹介します。

純金1グラムあたり5,000円で買取してもらう場合

【24金のアクセサリー10グラム】
5,000円×10グラム=50,000円
買取査定金額=50,000円

【18金のアクセサリー10グラム】
5,000円×10グラム×0.75=37,500円
買取査定金額の目安=37,500円

金の純度と買取金額の計算方法は、業者によっても異なりますから、「純金のみの買取価格が公開されている場合の、18金の買取価格」は、あくまでも目安となります。相場を知るための判断基準として活用してみてください。

また、純金と18金の見た目は、ほとんど変わりがありません。それにも関わらず買取金額には大きな差が出てきますから、純度は事前にチェックしておくのがオススメです。

純度を知るために、まずは刻印をチェックしてみよう

金の買取では純度が重要なポイントとなるからこそ、まずは手元の金製品に施された「刻印」をチェックしてみてください。「K24」や「18K」などと記載されていれば、それが金の純度に関する情報となります。

刻印がない場合

刻印がない場合には、比重などから金の純度を確かめることができます。

  1. まずは金製品の重さ(質量)を計測しましょう。
  2. そして次に、体積を計算します。形が複雑なジュエリーの体積は、水を入れたコップと糸、重量計を使うことで簡単に計測できます。
  3. ジュエリーを完全に沈められるコップを用意して水を入れたら、重量計の上に置き、メモリをゼロに戻します。
  4. 糸を取り付けたジュエリーをコップの中に沈め、側面や底につかないように注意しながら、メモリの数字を記録します。
  5. 質量÷体積の計算で求められた数字が「19.3」であれば、その物質は「純金」であると判断できます。15~16であれば「18金」で、11.5~13であれば「10金」と判断できます。

ただしこちらの方法で計測できる数字には限界があります。あくまでも「純度を知るための目安」として活用してみてください。

金の純度は査定前に知っておくべき重要なポイント

手元の金製品を売却した際に、どれだけの儲けが出せるのか。計算するためには、「純度」にまつわる情報が欠かせません。刻印があればすぐに自分で確認することができますが、製品によっては刻印がないことも充分に考えられます。

自分で目安を調べるのも良いですが、より正確な数字を知りたいときには、専門の機器を扱っている買取店に依頼するのがオススメです。純度と共に、「今売るとしたらいくらになるのか」という具体的な数字を知ることができますから、まずは査定を検討してみてください。