貴金属・金買取で使われる「専門用語集」

貴金属買取では、「専門用語」が使われる場面も多々あります。知らなくても買取サービスの利用自体は可能ですが、最低限知っておいた方が良い専門用語も存在しています。

買取利用をよりスムーズにするため、そしてスタッフからの説明をより正確に理解するため、事前に身につけておいた方が良い専門用語ですが、どのようなものがあるのでしょうか。知っているようで知らない貴金属買取における専門用語を、初心者でも理解できるようわかりやすく解説していきます。

インゴットとは?

インゴットとは、鋳型を使い、特定の形に加工された金属の塊のことを指す言葉です。金のインゴットが有名ですが、インゴットの種類は金だけとは限りません。プラチナや銀のインゴットも存在しています。

投資目的の地金

ジュエリーなどとは違って、主に投資目的で製造されるもの。インゴットを所有しているからといって、別のメリットを得られたり、何かが生み出されたりするわけではありません。

買取品目も異なります

高純度で作られたインゴットは、買取市場において「インゴット価格」で取引されるケースも多いもの。「信頼できるブランドのもの」という条件はあるものの、非常に高値で取引されるというメリットがあります。

インゴットの量と税金

金のインゴットにはいくつかの種類がありますが、大きなものほど金の量が多いということになります。また手数料を下げる目的で大きめのインゴットを購入すると、買取時や譲渡時に余計な税金がかかってしまう可能性もあります。
このあたりも含めて、どのインゴットを購入するのか、決定するのがベストです。

投資目的だからこそ注意が必要

金投資を検討しているときには、「どのインゴットをどの程度、どこで購入するのか」が重要なポイントとなります。信頼できるお店で購入したインゴットかどうかは、将来、買取してもらう際に重要なポイントとなります。

割金とは?

世に出回っている金製品の中には、金属としての強度を高め、より使いやすい形にするために、別の金属を混ぜ合わせて「合金」にしているものもあります。

合金

22金や18金、14金などと記載してある金製品が、それに当たります。

割金とは、こうした合金を作るために混ぜ合わせる金属のこと。たとえば18金は、75%の金と25%の割金を混ぜ合わせて作られています。

割金に使われる金属の種類

  • パラジウム
  • ニッケル
  • 亜鉛

どの金属を割金として使い、どのようなバランスで組み合わせるのかによって、同じ金でもカラーに違いが出てきます。

18金ゴールドは昔と今で割金が違う?

たとえば昭和の時代の18金として主流であったのは、割金に4割の銀と6割の銅を使ったもの。銅が多い分、赤みが強いという特徴がありました。一方で現在主流となっているのは、6割の銀と4割の銅を使って作られたもの。赤みが抑えられ、より黄色の印象が強いという特徴があります。

ホワイトゴールドの割金

このほか、上品な輝きで人気が高まっているホワイトゴールドの場合は、割金としてパラジウムやニッケルを使っています。

ピンクゴールドの割金

ピンクゴールドの場合は銅を主体に、銀とわずかなパラジウムを混ぜて作られるケースが多いです。

このように割金は、金のカラーにも影響を与える要素となっています。

地上在庫とは?

金買取の現場では、しばしば「地上在庫」というキーワードが出てきます。この「地上在庫」とは、人間が地球の中から掘り出した金の総量を指す言葉です。

まだ眠っている地球上の金

計算上、地球上にはまだまだたくさんの金が眠っていると言われています。地中の奥深く、地殻からほど近いところまで掘り進んでいけば、たくさんの金が手に入るかもしれません。また海底にも、金鉱脈は多く眠っているのでは…と予測されています。

人間にとって価値のある金

しかし人間にとっての「金」とは、地中から掘り出し、精錬しなければ意味がないものです。採掘が極めて難しいエリアの金は、無いのと同じ。このため、「すでに掘り出した分の金」という意味で「地上在庫」という言葉が使われています。

現在の金の地上在庫

さて、気になる金の地上在庫についてですが、2018年現在で17万1300トンと言われています。数字だけを聞いてもあまりピンときませんが、オリンピックで使われる競技用プールの3.5杯分です。

たったこれだけの金を世界中で取引しているわけですから、価格が高騰するのも無理はないと言えるでしょう。

地金とは?

こちらも貴金属買取時によく見かけるキーワードの一つです。「地金」と書いて「じがね」と読みます。地金とは、加工や流通しやすいように、一度とかして型にはめて成形したものを言います。いわゆるインゴットと呼ばれるもので、地金=インゴットと捉えて良いでしょう。

投資に関する専門用語も紹介

金の取引は、買取だけではありません。近年では、金にまつわる各種投資商品も人気を集めています。金投資関連の専門用語も解説します。

ETF

ETFは、少額からでも金投資に参加できる、上場投資信託のことを指します。少額から、また初心者でも挑戦しやすい投資信託は、近年注目の的。多くの人から集めたお金を使い、投資のプロが運用を行ってくれます。

金ETF

金ETFでは、少額から金の売買を行うことで、利益を生み出すことができます。どれだけ売買したのかによって、金地金が動く仕組みとなっていて、安心感が高いのも魅力の一つ。

また株式と同様に気軽に売買できますから、初心者にとっても入りやすい金投資の手法だと言えるでしょう。

CED

一方で、より大きな利益を生み出したい方に人気が高いのがCEDです。こちらは先物取引に似た仕組みを採用した、金投資の一つです。一定の証拠金を支払えば、その何倍もの金を購入することができます。

金の価格が上昇するタイミングを正しくつかむことができれば、非常に大きな利益を生み出すでしょう。

ただし、取引金額が大きくなれば、その分リスクも大きくなるということをきちんと頭に入れておいてください。ETFと比較すると、玄人向けの投資内容と言えます。

難しい言葉もしっかり説明してくれる買取店に査定を依頼

金買取には、これら以外にもさまざまな専門用語が使われています。知らないままでも買取利用は可能ですが、知っておくことで、より有利に動ける可能性もあります。買取を検討し始めたときには、まずは査定を受けてみましょう。

知らないキーワードが出てきたときには、恥ずかしがらずにスタッフに聞いてみてください。買取を利用しようとしているお客さまに向けて、丁寧な説明をしてくれるお店であれば、安心して取引を行うことができます。

金取引に対する知識も、自然に深めていけることでしょう。